アレルギー鼻炎の治療

「アレルギー鼻炎かな?」そう思って病院に行きました。病院の検査でアレルギーの原因になっている抗原(花粉)の種類を突き止めます。
アレルギーの原因になっている抗原(花粉)の種類がわかったら自分の症状に合った治療を始めてもらいましょう。
治療には主に3つあります。「予防的治療」と「対症療法」と「治癒をめざす治療」です。
@予防的治療 花粉シーズンの少し前から治療を始めてそのままシーズン突入。シーズン中も治療を続ける方法です。
シーズンに入ると花粉が飛びなす。症状がひどくなってから薬を服用しても効きにくいのです。
花粉症は毎年ほぼ同じ時期に起きるもの。早目に病院を訪ねましょう。
A対症療法 シーズンINしてくしゃみ、鼻水、鼻づまリの症状がでたときにその症状をやわらげるための治療です。
予防的治療にしても対症療法にしても自分に適した治療薬を処方してもらうには早めに病院を訪れるほうがいいんです。
街のドラッグストアなんかで買える薬は一般に副作用がなく、また誰にでも使えるようにと薬の成分が配合されている上に
量も少なめです。一方で眠気などの副作用を起こす抗ヒスタミン剤が入っていたりし、個人に必ずしもマッチするものではありません。
薬の開発は日進月歩。個々の症状にあったものを飲むほうがベターです。
留意していただきたいのは「シーズン中は薬をやめない」こと。花粉の飛ぶ量は日によってまちまち。
飛ぶ量が少ない日はえてして症状が軽くなるものです。ここで油断して薬をやめると飛ぶ花粉の量が多くなってから症状が強く出て
あわてて薬を飲んでも間に合いません。
B治癒をめざす治療 「減感作療法」とか「免疫療法」。このあたりは実用的ですよ。
減感作とは体の中の抗体を減らすという意味。免疫療法とは体の免疫の状態を変えることを意味します。
「体質を変える」とか「抵抗力をつける」と説明する医師が多いですね。

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アレルギー鼻炎の原因

「ほんとうに花粉症なのか」
「どんな花粉が原因(抗原)で、症状が起こるのか」
アレルギー鼻炎の原因 を突き止めるにがここを調べることから始まります。
ワタシのケースでははまずアレルギーの原因になっている植物、そしてその種類と度合を皮膚テストで調べることになったんです。
スクラッチテスト(皮膚テスト)は直接皮膚に浅いキズをつけます。続いて疑いのある抗原をたらします。
皮内テスト。皮膚に直接抗原のエキスを注射。蚊にくわれたような腫れとそのまわりにできる発赤の反応があれはそれが原因になる植物と判明するわけです。
(抗原は薄められたものを使用)
ワタシはスギ花粉で皮膚が赤くなりました。
スクラッチテストと皮内テスト。どちらを行うかは医師が判断します。
皮内テストの方が反応が強く出るので分かりやすいのですがスクラッチテストの方が簡単で痛みがありません。
子どもにはスクラッチテストのほうがいいかもしれません。
れが強くない限り、検査を受けた日の夜の入浴も大丈夫です。強く腫れたり、かゆみがある場合は入浴を控えたほうがよいでしょう。
ひっかかずにそうっとしておくことです。
アレルギーの患者は抗原に対するIgE抗体という物質が体の中で増加していて、体内にどれぐらいあるかを血液を採って調べる方法があります。
(RAST法)
スギに反応するIgE抗体や、ブタクサ、ダニ、カモガヤに反応するIgE抗体等、いかなる種類の抗体を持っているかを調べます。
ワタシもこの検査を受け、スギ花粉とヒノキ花粉が原因抗原であったことを知らされました。
検査の前の1週間くらいは薬をやめなければいけません。アレルギーの薬やかぜの薬を飲んでいると正しい診断ができないんです。
それと検査のために鼻水を調べることがあります。診察前は鼻をかまないほうがいいですね。

鼻アレルギーの予防

鼻アレルギーは起こさないにこしたことはありません。鼻アレルギーを起こさない最も確実な方法。それは原因物質を避けることです。
原因がホコリやダニ、化学物質などえだればバイオクリーンルームで過ごすこと。
スギ花粉症であれば花粉の飛散する時期には南の島にでも逃避する。
なんていってもこれは理想論であって現実的ではありません。
一般的には日常生活でいろいろと工夫をこらすことです。それでもつらい症状が出る場合・・「治療」を考えることになります。
保存的治療法と手術的治療法。治療にはこの2つがありますがどんな薬にしても手術にしてもアレルギー性鼻炎や花粉症を
「根治」することは出来ません。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状を軽減させて普通の日常生活を取り戻すことしかできないんです。

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